Ernest George の Loire

Etchings on the Mosel (1873) の成功に勇気づけられた EG は Loire のスケッチの刊行に取りかかる。例によってスケッチを自ら銅版画に起こし、1875年 Etchings on the Loire として上梓する。山城とひなびた農村の風景を中心としたモーゼル河谷の風景と、貴族の城が点在するロワール河畔の景観の対比がおもしろい。

旅の出発点は Orleans. (当時にあってもすでに)近代化された Orleans にいにしえを残す旧市街。St. Jacques 教会の趣あるたたずまい。