2005-12-01から1ヶ月間の記事一覧

スコットランドの思い出 The Kyles of Bute

銭湯風をもう2枚。SSの1ページにはこんな感じに2枚の絵が掲載されている。

スコットランドの思い出 Loch Lomond

Ernest George の London はしばらく休載して、Souvenir of Scotland (T. Nelson & Sons 1891年初版, London, Edinburgh and New-York) からスコットランドの風景をご紹介しよう。同書はこのようなスコットランド各地の風景を描いたはがき大の多色石版画を12…

E.G. のロンドン Millbank, Westminster

背景にWestminster Palace を望む Thames の河岸。Westminster Palace はもちろん今日の(そして当時も)英国の国会議事堂。有名なBig Ben を収める時計塔(Clock Tower) が右に、左には Victoria Tower がそびえる。E.G. は前景を力強い線で、背景を繊細な線で…

E.G. のロンドン St. John's Gate, Clerkenwell

London に今も残る gateway のひとつ。同じ場所の1830年頃のスケッチ:http://www.londonancestor.com/views/vl-stjohnsgate.htm

E.G. のロンドン Battersea Bridge

Thames川をまたいで Battersea と Chelsea をつなぐ橋。E.G. は、この橋が強度が十分でなく馬車の通行には耐えないものの、なお歩行者用として役目を果たしているのをいとおしみ、渡るたびに、この木造の遺物がまだ生き長らえているのに満足感を覚えると記し…

E.G. のロンドン Bertholomew Close

ロンドン中心部に近い Smithfield 地区の一角。光と影の対比が閑けさを映し出している。路地の行き止まりは右手に見える教会の附属墓地。 かすかに描かれた人物は建物に溶け込みすでにその一部になってしまったかのようだ。

E.G. のロンドン St. Giles, Cripplegate

セント・ジャイルズ教会。Oliver Cromwell が Elizabeth Bourchier との結婚式(1620年)を挙げた教会、また、詩人 John Milton が埋葬(1674年)されている場所として知られる。かつてこの地に市門があり、教会はそのすぐ外側に建てられた。たびたび火災にあった…

E.G. のロンドン Crown Court, Pall Mall

Court とはやや幅の広い路地のこと。Crown Court と名づけられた路地は London にたくさんあったらしい。E.G. が描いたのは Pall Mall (ペルメル)から入るもの。この路地が同じ名前で現代に残っているかどうかは、調べてみたがよくわからない。この近くに現…

E.G. のロンドン Foubert's Place, Regent Street

細い路地の入り口には魚屋、その庇の上には EASY SHAVING の下げ札、さらに奥には ROWDEN'S HAIR CUTTING ROOMS と書かれた看板をあげた建物。混沌としたロンドンの街角の風景。

E.G. のロンドン Harbour Master, Limehouse

Etchings of Old London の3葉目の作品。(これに先立つ2作品はすでに紹介した:http://d.hatena.ne.jp/old_tallinn/20050405 http://d.hatena.ne.jp/old_tallinn/20050331) Harbour Master とは辞書によれば「港長」すなわち港湾管理の責任者。ここでは、作…